危険ソング〜天国への階段


ツェッペリン1&2という大傑作の後、ツェッペリン3が発売されましたが、

あまりの方向転換に評判最悪。

↑評判最悪のツェッペリン3だが、ジャケはおもしろい。

オリジナルはクルクル指で回せるようになってる。


しかし、その後ツエッペリン4を発表。

その中でも「天国への階段」は最高傑作といういうひとも多いです。

しかしながら歌詞は難解極まりないです。

まずなるべく意訳せず、直訳していってみましょう。

皆さんは対訳を読むことがあると思いますが、あんなもんは絶対見てはいけません。

訳者の勝手な解釈が入ってることが往々にしてあるからです。

まずは直訳で。



There's a lady who's sure all that glitters is gold
And she's buying a stairway to heaven.

光り輝くものは黄金だと確信してる女がいる
彼女は天国への階段を買うつもりなんだ


When she gets there she knows, if the stores are all closed
With a word she can get what she came for.

彼女は知ってる
自分がそこに辿り着いたとき
もし店が全部締まっていても、
ある言葉で、彼女は自分が欲するものを得ることができるのだと


There's a sign on the wall but she wants to be sure
'Cause you know sometimes words have two meanings.

壁にサインがある
でも彼女は確かめたがってる
なぜなら、ほら、時には言葉ってダブルミーニングがあるだろ


In a tree by the brook, there's a songbird who sings,
Sometimes all of our thoughts are misgiven.

小川の側の木に、鳥がないてる。
時にはぼくたちの考えなんて確かなものじゃないのさ


Ooh, it makes me wonder, 

ああ・・・それはぼくを不思議な気持ちにさせる


There's a feeling I get when I look to the west,
And my spirit is crying for leaving.

西を見れば、ある感情がわいてくる
そしてぼくの魂は離れたがって叫び声をあげるんだ


In my thoughts I have seen rings of smoke through the trees,
And the voices of those who standing looking.

木々をすり抜ける煙の輪を見るイメージ
そして立ち尽くし見ている人々の声


And it's whispered that soon if we all call the tune
Then the piper will lead us to reason.

もし、ぼくたちがすぐに決断すれば、笛吹きはぼくたちを

真理へと導いてくれるという囁き


And a new day will dawn for those who stand long
And the forests will echo with laughter.

そして長く立っていた人たちに新しい夜明けがやってくるだろう

そして森には笑い声がコダマする


If there's a bustle in your hedgerow, don't be alarmed now,
It's just a spring clean for the May queen.

もしも君んちの生け垣でざわめく音がしても、通報しちゃいけないよ
それはまさに5月の女王のための春の掃除なんだからね


Yes, there are two paths you can go by, but in the long run
There's still time to change the road you're on.

そう、君が進むことのできる道は二つあるけど
でもね、長い道のりだから、道を変える時間はまだあるんだよ


Your head is humming and it won't go, in case you don't know,
The piper's calling you to join him,

君の頭はブンブンいってるよね
笛吹きが一緒に加わらないかと君を呼んでるのがわからなければ
その音は消えないと思うよ


Dear lady, can you hear the wind blow, and did you know
Your stairway lies on the whispering wind.

お嬢さん、風の音が聞える?
君の階段は風の囁きに横たわってることを知ってる?


And as we wind on down the road
Our shadows taller than our soul.

曲がりくねった道を進んでいくとき
僕たちの影は魂よりも高くなってる


There walks a lady we all know
Who shines white light and wants to show
How everything still turns to gold.

そこにはぼくたちみんなが良く知ってる女が歩いてる
彼女は白い光を輝かせ、どうやったらあらゆるものが
金に変わるのか教えたがってる


And if you listen very hard
The tune will come to you at last.
When all are one and one is all
To be a rock and not to roll.

もし君がよく耳を傾ければ
その調べは最後には君にもやってくるよ
全てはひとつ、一つは全て、
ロックにはなるが、ロールはしないその時に


皆さん、意味がわかりましたでしょうか(笑)

まるでノストラダムスの予言詩のようです(^o^;)

この歌詞の意味を解釈してる人もいないわけじゃないが

どれもこれも美化して、しかも抽象的でなにがなんだかわかりません。

ある説では私利私欲・物質文明から脱却し、みんながひとつになったとき、

本当の天国が来るというようなことをいってる人もいますが、

そんなのはこの歌詞の都合のいいとこだけをとりだして解釈してるのではないでしょうか。


私の解釈では、この詩はそんな理想主義のいいこちゃんソングではありません。


私はズバリこれは

「麻薬賛美推進ソング」だと思っています。

では超訳的検証をしていきましょう。


There's a lady who's sure all that glitters is gold
And she's buying a stairway to heaven.

光り輝くものは黄金だと確信してる女がいる
彼女は天国への階段を買うつもりなんだ


金が第一だと考える女がいる。彼女は金で

天国への階段を買おうとしている。

天国とはなにか。麻薬によるエクスタシーの世界のことです。

つまり天国への階段とは、天国的エクスタシーを得るための道具=ここでは

ドラッグのことです。


When she gets there she knows, if the stores are all closed
With a word she can get what she came for.

彼女は知ってる
自分がそこに辿り着いたとき
もし店が全部締まっていても、
ある言葉で、彼女は自分が欲するものを得ることができるのだと


そう解釈するとこのセンテンスの意味もすっと入ってくるでしょう。

すなわち、麻薬を売ってくれる店がなくても、ある言葉を手がかりに

手に入れることが出来るんだということです。



There's a sign on the wall but she wants to be sure
'Cause you know sometimes words have two meanings.

壁にサインがある。
でも彼女は確かめたいと思うのだ。
なぜなら、ほら、時には言葉ってダブルミーニングがあるじゃないか。


その言葉は壁に、暗号のように書かれてあります。

どこに行けば手に入るかが。

ドラッグ常習者が見ればわかるが、普通の人が見てはわからないという種類の単語が。

同時にこの詩こそダブルミーニングがあるんだよと示唆してるかのようでもあります。

引き続き、我々はプラントの言葉の裏を注意深く探ることにしましょう。



In a tree by the brook, there's a songbird who sings,
Sometimes all of our thoughts are misgiven.

小川の側の木に、鳥がないてる。
時にはぼくたちの考えなんて確かなものじゃないのさ


songbird という言葉が重要です
スラングでは「情報提供者」という意味です。

つまり、思い込みはよくない。

情報提供者に耳を傾けろということです。



Ooh, it makes me wonder, 

ああ・・・それはぼくを不思議な気持ちにさせる


ITとは前文ではなく、ドラッグのことです。



There's a feeling I get when I look to the west,
And my spirit is crying for leaving.

西を見れば、ある感情がわいてくる
そしてぼくの魂は離れたがって叫び声をあげるんだ


西とはなにを暗示してるのかがわかりません。

単なる西洋のこととも思えないんですが・・。

もし解釈できたかたがいらっしゃればよろしくお願いいたします。

魂云々は、まさにドラッグでハイになりたいということでしょうね。



In my thoughts I have seen rings of smoke through the trees,
And the voices of those who standing looking.

木々をすり抜ける煙の輪を見るイメージ
そして立ち尽くし見ている人々の声

ドラッグの幻覚、もしくは、煙はスモーク系ドラッグを暗示しています。



If there's a bustle in your hedgerow, don't be alarmed now,
It's just a spring clean for the May queen.

もしも君んちの生け垣でざわめく音がしても、通報しちゃいけない
それは5月の女王のための春の掃除なんだからね


ドラッグをやるものが、あるいは売人たちが君の近所でゴソゴソやっても

驚くな。通報するなといっています。


5月の女王とは・・・May Day
ヨーロッパで5月1日に春の訪れを祝うお祭りのこと。
Maypoleと呼ばれる棒を立て、Mayflowerの花を飾り付け、
その下にMay queenを座らせて、
若者たちが踊りまくるというフェスティバル。
Maypoleは男根を象徴すると言われている。


メイクイーンのための準備ぐらい・・・あるいは

若者の逢引くらいに思っとけ。邪魔はするなということでしょう。



Yes, there are two paths you can go by, but in the long run
There's still time to change the road you're on.

そう、君が進むことのできる道は二つあるけど
でもね、長い道のりだから、道を変える時間はまだあるんだよ


君の人生は麻薬をやるかやらないか、ふたつあるといっています。

やめろとはいっていません。



Your head is humming and it won't go, in case you don't know,
The piper's calling you to join him,

君の頭はブンブンいってるよね
笛吹きが一緒に加わらないかと君を呼んでるのがわからなければ
その音は消えないと思うよ


悩みや苦しみは麻薬をやらないと治らないよとそそのかしています。

piperは笛吹きですが、たぶんパイプを吸うもの〜ドラッグを吸うものとの

ダブルミーニングです。



Dear lady, can you hear the wind blow, and did you know
Your stairway lies on the whispering wind.

お嬢さん、風の音が聞える?
君の階段は風の囁きに横たわってることを知ってる?


ヤクを買おうとしてるお嬢さん、

ヤクをゲットするには、風に乗ってやってくる情報に耳を傾けなければ

ならないよ。



And as we wind on down the road
Our shadows taller than our soul.

曲がりくねった道を進んでいくとき
僕たちの影は魂よりも高くなってる

人生を歩んでいくとき、ぼくたちのダークサイドはきっと

魂よりも大きくなっていくんだ。



There walks a lady we all know
Who shines white light and wants to show
How everything still turns to gold.

ぼくたちみんなが良く知ってる女が歩いてる
彼女は白い光を輝かせ、どうやったらあらゆるものが
金に変わるのか教えたがってる


女・・・みんな良く知っていて光り輝く女だから、

人気絶頂のスターのような女・・・と思ってもいいかもしれません。

彼女だってドラッグをやってる。どうしたら世の中素晴らしいものに

なるのかほんとは教えたがってる。



And if you listen very hard
The tune will come to you at last.
When all are one and one is all
To be a rock and not to roll.

もし君がよく耳を傾ければ
その調べは最後には君にもやってくるよ
全てはひとつ、一つは全て、
ロックにはなるが、ロールはしないその時に


もし君もその気になれば、誘いの声がきこえるはずだ。

ドラッグをやればみんなひとつになれるんだ。

ロックになれるけど、滑ることは絶対ない。

これは文字通りロックンロールからきています。

麻薬は悪いもんじゃない。滑り堕ちることもない。

そう歌詞は結びます。


いかがでしたでしょうか?

無理なく解釈できたと思います。

これも世界初じゃないでしょうかね(笑)

ちなみに私の好きなのはプラントじゃなく、この方です。

かっこいいんだ。これがまた。


で、好きなアルバムはやっぱこれでしょう。

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